当院の慢性疾患に対する治療方針について
当院では、慢性疾患の治療を行っております。
内服薬の「長期処方」「60日処方」なども可能ですので、お気軽に医師まで相談してください。
また「リフィル処方」に関しては現在検討中ですので、現時点では行っておりません。
慢性疾患の治療とは
慢性疾患とは、高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症などで、自覚症状は乏しいのですが放置しておくと合併症を引き起こす怖い病気です。
当院では
- 高血圧
- 高コレステロール血症
- 高中性脂肪血症
- 高尿酸血症
- 2型糖尿病
などの治療を行っております。
長期処方のメリットについて
患者さんのなかには「毎月毎月、クリニックを受診するのが面倒だ」という方もおられるでしょう。
当院はそのような方のために、「長期処方(最大60日)」も積極的に行っております。
多忙な方にとっては、長期処方は
- 病院に何度も行かなくて良い
- 診察代や薬局での調剤費用が削減できる
というメリットがあります。
長期処方のデメリットについて
日本医師会総合政策研究機構の調査分析では、長期処方によって「患者が服用を忘れたり中断したために病状が改善しない」という弊害が生じる、としています。
また、医師に対するアンケートでは、
長期処方により
- 患者の容態の変化に気付くのが遅れたことがある。
- 患者さんが次の診察に来なかったことがある。
- 容態が変化して重篤化したケースがあった。
- ご高齢の方で、長期処方中に容態が変化しても、遠慮して次回診療時まで我慢してしまうというケースがあった。
という報告がありました。
長期処方ができないケース
- 発売されてから1年以内の薬は14日分が限度です。
- 睡眠薬・向精神薬・麻薬などの薬は、薬剤によって14日・30日が限度です。
- 慢性疾患の治療開始直後
- 高血圧など、症状が安定せずに治療薬を調整しているとき
- その他、医師が長期処方は不適当だと判断した場合
なるべく定期的に受診しましょう
高血圧などで症状が安定していれば、長期処方は確かにうれしいことでしょう。
しかし、医学的な観点からは、あまりにも長く病院や薬局を訪れないと、病状の変化や副作用の発見が遅くなったり、見逃すことがどうしても多くなります。そのため、長期処方のメリット・デメリットについて十分に検討することが大切と言えます。
ご自身の体のことですから、長期処方に関しては医師に十分相談し、安定していても定期的に、きちんと受診するようにしてください。また、いつも使っている薬だからと安心せず、もし何か変だなと思うことがあったらすぐに医師や薬剤師に相談してください。
おわりに
当院では、慢性疾患の治療を行っております。内服薬の「長期処方」「60日処方」なども可能ですので、お気軽に医師まで相談してください。
慢性疾患は、自覚症状は乏しいのですが放置しておくと合併症を引き起こす怖い病気です。
健診などでひっかかってしまったら、放置せずに必ず医療機関に受診しましょう。
当院は東京都江東区にある消化器内科クリニックです。近くの住吉、扇橋、猿江にお住まいの方はもちろん、東京都外の患者さんも多数来院されます。長期処方、60日処方をご希望の方は、是非、当院の医師へ相談してください。