「ピロリ菌の感染」が疑われたら読むページ~東京都以外にお住まいの方へ~|東京ピロリ菌研究室②

Helicobacter pylori 「ピロリ菌の感染」が疑われたら読むページ~東京都以外にお住まいの方へ~|東京ピロリ菌研究室②

はじめに

このページは、

  • ピロリ菌の感染が疑われた方
  • 自分がピロリ菌に感染しているか調べたい方

そして

  • 当クリニックに来院するのが困難な方(当院は東京都江東区にあります)

が読むページです。

対象

このページは下記の方を対象に書いています。

  • ご家族にピロリ菌陽性の人がいた、などでご自身もピロリ菌のcheckをしてみたい人
  • 会社健診や市区町村の健診で、ピロリ菌の血中抗体が陽性になり、ピロリ菌の感染が疑われた人
  • 胃がんリスク層別化検査(別名「胃がんリスク検診」「ABC検診」)でB群・C群・D群であった人
  • ご親族に、胃がんなどの罹患歴がある人がいる(検査した方がよい人)
  • 胃や十二指腸潰瘍を患ったことのある方(検査した方がよい人)
  • 胃痛・心窩部痛を繰り返している方(検査した方がよい人)

まずやるべきこと

現在の感染を確定させる

ピロリ菌

ピロリ菌の感染が疑われた方は、「現在ピロリ菌に感染していることを確定」する必要があります。

検査の特性上、血中抗体法で陽性であった場合には、感度・特異度があまり高くないので、「疑陽性」であることがしばしばあります。
また、過去のピロリ菌への感染歴を反映して血中抗体陽性となる場合(既感染)もあります。

たまに、いきなり除菌治療をしてくれ、とお願いされるケースもありますが、除菌治療(4種類の薬を7日間内服する)にも一定のリスクがありますのでそれは出来ません。

当院でも必ず、「現在ピロリ菌に感染していることを確定」させてから次のステップへ移ります。

当研究室が一番おすすめするのは

「現在ピロリ菌に感染していることを確定」させるために、当研究室が一番おすすめする方法は、

①胃カメラ(保険診療)+尿素呼気法(UBT)(保険診療)
②胃カメラ(保険診療)+尿素呼気法(UBT)(保険診療)+便中抗原法(保険診療)

のどちらかになります。②の便中抗原法を行うか否かは、担当医の判断になります。

このやり方が優れているのは

  • 保険診療(3割負担 もしくはそれ以下の負担割合)であること
  • 除菌治療前に「胃がん」や「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」があることを除外できること
  • 胃カメラ中の視診で、「ピロリ菌感染の可能性」や「胃粘膜の萎縮程度」についてある程度判断できること

です。

胃カメラ⇒尿素呼気法でピロリ菌の感染を確定⇒除菌治療⇒尿素呼気法で効果判定

と診療が進むことは、消化器内科での標準治療でまさに王道のやり方ですので、当研究室での一番おすすめのやり方です。

胃カメラを受けることに対して、「まったく問題ない」「さほど抵抗感はない」方々は、近隣で消化器内科や内視鏡内科を探してみてください。

とはいっても

他人の噂や、過去のトラウマから、「胃カメラをうけるのは絶対嫌」「死んでも受けたくない」という方が一定数おられます。

また、頻回に通院できない方や、近隣に信頼できる消化器内科がない、という方もいます。

そんな方のために、自費(費用は下記)でのピロリ菌検査を提供しております。

③「尿素呼気法」「当院に来院」(税込6,000円)→希望される方はコチラへ(当院が一番推奨しているピロリ菌検査|尿素呼気法UBT のページへ行きます)
④「便中抗原法」「自宅で検査」(税込6,000円+配送作業料)→希望される方はコチラへ(自宅でピロリ菌検査【キット郵送】のページへ行きます)

の2通りです。

ピロリ菌checkに関する日本の医療制度は少し複雑で、、、
「保険診療でピロリ菌の診療を行う場合、まず胃カメラを先行して行い、その後半年以内にピロリ菌診療を行うこと」
というルールがあります。このため上記③④はいずれも保険診療の対象外(自費診療)となります。

検査の精度は、
別ページにもある通り、③の尿素呼気法はかなり精度の高い検査で、しかも、検体(呼気)を迅速に当日中に扱うことができるので検体の劣化の心配がほとんどありません。

一方、④の便中抗原法は、検体を郵送するので若干の検体劣化の不安があります。しかしながら、遠隔地にお住まいの方や複数回の通院が困難な方に対してはとても便利な方法です。

まとめ

このページは、

  • ピロリ菌の感染が疑われた方
  • 自分がピロリ菌に感染しているか知りたい方

そして

  • 当クリニックに来院するのが困難な方(当院は東京都江東区にあります)

向けに、その方法と手順を解説しました。

ピロリ菌は、人間の胃に慢性的に感染し、胃がんの原因となることが証明されている細菌です。また、感染していても自覚症状はほとんどありません。 上記の対象に当てはまる方は、この機会にピロリ菌checkすることを検討してみてください。

標準医療では

胃カメラ⇒尿素呼気法でピロリ菌の感染を確定⇒除菌治療⇒尿素呼気法で効果判定

と進むべきですが、場合により、自費検査を選ぶオプションもあります。

是非、正しい知識を集め、適切な医療を受けてください。

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